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  • 執筆者の写真香織 浜森

バルセロナ、人々の生活の質を高める街路空間

バルセロナのまちづくりについて、ホルへ・アルマザンさん(建築家、慶應義塾大学准教授)とJaume Barnada さん(バルセロナ市で都市計画の住宅局長もつとめたことのあるチーフアーキテクト、カタルニア工科大学博士)にお話を伺いました。


⭐︎道路と街路は違う。街路は「人間らしい空間」で、「人々の生活を高めるもの」である。今、バルセロナだけでなく、パリ、ニューヨーク色々な都市でそのように変わって来ているとのことでした。日本では「ウォーカブル」という言葉をよく耳にします。しかし真髄の部分が異なっている、あるいは伝わっていないと感じました。


以下、メモです。

◉世界で52%の人が都市に集まって住んでいる

◉これまで通りだと巨大な建物がどんどん増えていく

◉都市は脆弱性がある。暑さ、自然の少なさ、汚染、事故、騒音など。

◉バルセロナでは30年前からこれらを解消するまちづくりが始まった。

◉まず、まち全体に2㎢、3万人の界隈ユニットをつくる。ネイバーフッド、小さいまちとして捉える。

◉地図を見て、2㎢、徒歩10分以内に快適な住宅、買い物できる場所、スポーツ施設や図書館など生活に必要な場所をプロットしていく。

◉次にモビリティ、主要道路、歩行者のことを考える。スーパーブロック。

◉これは、都市の質を再定義することになる。

◉街路空間は、単なる移動するためのものではなく、生きるための場所。お店があり、高齢者が座っていて、こども達が遊んでいる。

◉車優先では、人間関係が生まれない。

◉ただし、歩行者専用ではないことがポイント。車も入れる歩行者優先の場につくりかえる。

◉優先順位は、歩く人、公共交通機関、個人の車の順。

◉日本では人々は道の端(線の内側)を歩く。歩道橋が残っている所も。

◉バルセロナでは、街路のど真ん中を歩く。

◉都市の主要な空間は街路。日常的に使う、家からまちにどんどん人が出てくる。

◉バルセロナでは全ての街路の70%を歩行者中心とすることが目標。

◉生活の質がどれ位上がったか確認する。

◉実現するためには、まずアイデア、設計、デザイン。次に政治家、技術者、市民の合意。

◉市民の合意がない場合は、戦略的に実験する。3年などデータ収集。

◉騒音が減る、事故が減る、外にでる人(こども、高齢者、女性)が増える。

◉大学など三つの機関で効果を検証。健康、事故の数、騒音レベル、環境(ちょうちょの数など)

◉自転車専用ゾーンのような考え方からシェアに変わってきている。制御されたコンフリクトという。お互いにリスペクト・気をつけながら移動する。

◉昔からあったお店がなくなっていっているという問題は残されたまま。

◉全ての都市で実現できる。政治的な意思、技術、市民の意向があれば。時間と教育は必要。



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