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執筆者の写真香織 浜森

千代田区の人口推移と政策

<人口推移>

千代田区の人口は、68,892人、世帯数は39,479(共に令和6年12月1日現在)です。


平成7(1995)年頃までは減少傾向にあり、一時は3万人台に突入しました。その頃は学齢期のこどもの数も減少し、1993年には公立小中学校の統廃合を実施しています。

(小学校:14校→8校、中学校:5校→3校)。


しかし、その後、人口増に転じ、増加傾向が現在まで続いています。



出所:『千代田区 人口動向と人口推計 (令和5年度)』https://www.city.chiyoda.lg.jp/documents/31446/r5jinko.pdf


<石川区政~人口増政策>

人口増に転じた背景には、このまま減少すると、一つの自治体として成立しなくなるという危機感があったようです。


石川区長は「人口増」を主要課題に掲げ、再開発等によるマンション増の促進、ファミリー層向けの家賃補助やこども施策の充実を図り、人口増に寄与しました。




<樋口区政~どちらの方向に?>

ファミリー世帯が増え、子どもの数が増えると、今度は「教室が足りない」という新たな問題が出てきました。


また、老齢人口増により、高齢者住宅の拡充等の課題もあります。


更に千代田区では単独世帯が57%と非常に多く、住民同士が繋がりにくいという特徴もあります。


このままいけば自然増が見込まれますが、今後も区内人口を増やしていくのでしょうか?

増やす場合はどの層を増やしたいのか?

そして、そのためのインフラは足りているのか?


決算委員会で方向性を問いましたが、樋口区長等からの明確な答弁はありませんでした。


個人的には、全国的に人口減少・過疎化が進む中で、千代田区にこれ以上人を集めるようなマンション建築や、土地の値段を高める再開発は見直しをする時期だと考えます。


人口についての考え方は、あらゆる政策に関係するため非常に大事です。区長には、ビジョンを持ち、住民に、職員に語ってほしいと思います。そこから新たな議論が始まるのですから。






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