官製談合事件の真相
- 香織 浜森
- 3月9日
- 読了時間: 2分
更新日:3月10日
岩田区議が官製談合の組織的関与について一般質問をしました。
元副区長と元区議の供述書閲覧により、元副区長の関与が明らかになったのです。
しかし、副区長をトップとした区の検討委員会は昨年7月、「元副区長が具体的に関与したと認めうる事実は確認できなかった」と報告をしていました。岩田区議の質問は、その矛盾を追求するものでした。
蜜月は2017年2月から始まっていました。元副区長が元議員に議会対策を依頼し、代わりに入札情報を提供していたのです。
なんと、現在の副区長が同席していたこともわかりました。
しかし、区の答弁は、この事実に真摯に向き合うものではありませんでした。
簡単にいうと「元副区長は罪に問われなかったのだから関係ない」「説明も再調査も行わない」というものでした。
元副区長の関与については時効等もあり刑事的責任が問われませんでした。
しかし、自治体のトップとして相応しくない行為を行っていたこと、元副区長と元議員によって、複数の職員が巻き込まれたことに目を向けなくては、この事件の本質を掴めません。
二度と同じことを繰り返さないために、構造自体にメスを入れなくては意味がないと思うのですが、区民の皆さんはこのままで良いのでしょうか。
参考記事 東京新聞
◎「捜査機関が送検すらしなかったから」組織ぐるみじゃない?
◎千代田区官製談合、幕引きに疑義 「発端は副区長」
◎元副区長、入札情報漏えいの経緯を供述
◎供述調書詳細
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