武蔵野市の給食は、有機食材の使用を含む「安心安全」給食の先駆けとも言えます。きっかけは、40年以上前のお母さんと栄養士の声から取り組みが始まったそうです。
(ただし、武蔵野市自らオーガニック給食とはうたっていない)
2010年より、武蔵野市では「一般財団法人武蔵野市給食・食育振興財団」を設立して給食事業を担っています。
私たちが見学させて頂いたのは、2021年に新設された、桜堤調理場で、現在市内の中学校6校と小学校2校の3,000食を作っているとのこと。特徴的なのは、泥付き野菜を洗う場があること。
独自の安全基準「食材選定基準」があり、国産のもの、有機のものを優先的に使っているそうです。
最後に試食もさせて頂きました。中学生向けの量ということで、私たちには少し多かったですが、優しい味付けでとても美味しかったです。
職員の皆さんも、給食に誇りを持っていらっしゃることが良く伝わってきました。給食に惹かれて移り住むファミリーもいるそうです。こんな給食を食べられる武蔵野市の子ども達は幸せですね。
もちろん、千代田区の給食も安全基準を満たしていますし、子ども達からは美味しいと聞いております。 千代田区ホームページ - 学校給食
けれども、「食材選定基準」は公開されていません。
もう一歩進めたいと思い、11/21に質問を行いましたが、残念ながら前進は見られませんでした。
有機食材を取り入れる際に、良く言われることとして、「量が集まらない」「形が不揃いで機械を使えない」といったものがあります。
まずは調味料を変えること、年に数回でも有機食材を取り入れるなど、できるところから始めてはどうでしょうか。
こちらのテーマについては、継続して区に働きかけていきます。
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