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10月10日政治が動いた日

  • 執筆者の写真: 香織 浜森
    香織 浜森
  • 10月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月14日


昨日10月10日は、日本の政治にとって大きな節目の日でした。


26年間続いた自公連立が、ついに終わりを迎えました。


公明党は「政治とカネ」の問題にけじめをつけられない自民党に見切りをつけ、信念を貫いたとも言えます。


これで誰が首相になるかわからなくなってきました。


そしてもう一つ、ぜひ読んでいただきたいのが、石破茂首相の「戦後80年にあたっての所感」です。


全文をぜひご覧いただきたいのですが、要旨は次の通りです。



「国内の政治システムは、なぜ歯止めたりえなかったのか。


制度の欠陥だけでなく、恐怖と沈黙が社会を支配し、メディアも戦争を煽った。


軍隊を政治(民間の文民)が統制・監督する仕組み=文民統制・シビリアンコントロールが形骸化したことも一因だった。


民主主義は完全ではない。ポピュリズムに屈せず、過去を直視する勇気と誠実さ、他者に耳を傾ける姿勢が大切。」



誠実で重みのある所感でした。


1940年、斎藤隆夫議員が戦争拡大に反対し、発言の多くが議事録から削除され、除名処分となった出来事にも触れています。


本質を突いた言葉が、時代の空気の中で消されてしまうことがある。


それでも、「言葉を残すことの大切さ」を静かに伝える内容でした。



同じ日、千代田区議会では予算委員会が終了しました。


官製談合事件については、判決や確定申告で「元副区長による指示」が明らかになったにもかかわらず、区はいまだにそれを認めようとしません。


「逮捕されていないから関係ない」という姿勢が続いています。



メディアや区民が事実を知れば、その矛盾は明らかになるはずです。


しかし、権力を持つ側も多数派も、それを表に出そうとはしません。



それでも、事実を語ろうとした議員たちの言葉は、議事録に残りました。


それは、いま記録として残しておくべき大切な「事実」です。



民主主義とは、時間をかけて少しずつ真実に近づいていく営みだと思います。


たとえ今は届かなくても、数年後、数十年後には必ず明らかになる。


記録を残すこと、声を上げること、それが未来への責任だと信じています。



誰かを責めたいわけではありません。区政に関わるすべての人が、恐れずに事実を見つめ、対話できる環境をつくるために。


その一歩として、ここに記録しておきます。



どうぞ良い三連休をお過ごしください。



◎石破茂首相の所感全文はこちら




◎動画はこちら(再生ボタンを少し進めてください)


 
 
 

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